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マグライトを白色LEDに変えるには、まず電圧の問題が起きてきます。
通常、単3電池2本で3Vになっています(自分が持っているマグライトでは)
白色LEDは3.6V以上電圧がないとつきません。
試しにつなげるとつかないと思っていたらつきました、新品の電池では1.5V以上有るようで2本では3.6Vを越えるらしい。
これでは芸が無いし、すぐつかなくなりそう、やはり改造が必要です。
ミニマグライトの白色LED化改造とPokkeの電子工作室を参考にして作成することにしました。
電池2本のうち1本のスペースに昇圧基板をつけて、1.5Vを昇圧してLEDをつけるようになります。
マグライトは改造後元に戻せるように工夫をしました。
基板の作成も少し楽に出来るように工夫しました。
この回路は優れものでLEDを3個直列につないでもまだつきました、何ボルト出ているのでしょう?
色々遊んでいるうちにトランジスタを壊してしまいました、今回紹介するのは2個目で小型化されています。
最初作成した基板ではマグライトにあとわずかで入りませんでした(壊れたのであきらめがつきました)
ニッケル水素の電池ではつけっぱなしで10時間は明るくついていました。
ふつうのアルカリ乾電池ではもっともつと思います、かなり電圧が低くなっても大丈夫の様なので。
トランジスタのC2458はC945とかC1815でも適当で大丈夫そうです、自分はストックにあったC1815を使いました。
C3279は特殊で適当に付けると効率が悪くなります、ストロボ用のものを探してください。
デオデオにはC2500がありました。(ちょっとサイズが大きい)
部品はほとんどデオデオのパーツ館で調達しました。(小さい頃からお世話になっています、昔は第一産業地下2階でした)
LEDの質は高いわりに余り良くないかなと思います。
ネット上で良さそうなのを見つけたので交換する予定です。
オーデオQというHPでネット上で注文しました、説明や製作事例などあって気に入ったのでここにしました。
入金したその日に、「入金を確認し普通郵便で同日発送する」というメールが届いたのでもうすぐですね、楽しみです。
入金して2日で届きました、早速付け替えてみました。
明るくなり、満足です。
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回路図 |
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写真1 |
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作成した基盤の上から見た写真です。
左側に見えるのが昇圧用のコイルでプラス電源が取れるようにコイルの頭に金属の板をつけています。
これが電池のプラス側に当たりプラス電源が供給できます。
基盤の右側に見える黒い円柱のものがマグライトの中に入っている電球を付けられるようになっているものです。
写真8で見える「DO NOT REMOVE」と書かれたパーツを引き抜くと写真7のようなものが見えます、そのパーツです。
参考にしたHPでは基盤に加工がかなり必要でしたが、この場合は穴をあけるという作業をなくすようにしました。
(手抜きをするために頭を使ってしまった)
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写真2 |
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作成した基盤の裏側です。
抵抗やダイオードはつけやすい側につけているので裏にも表にもあります。
基盤の右端はLED+側の供給できるように半田がもってあります。
白い線がマイナス電源で黄色い線がLED−側を供給できるようにしています。
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写真4 |
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一度つけたLEDを外して写真を撮ったので線に半田がついています。(ちょっとみぐるしい)
LEDの透明な円柱の下側のつば(出っ張り)をきれいに取り除きます。(加工しないとリフレクタに当たります)
元の電球と同じ長さに線を切ります。
LED−側の線を写真のように短くします。(短くした線の切れはしは取っておきます。)
こうしないとマグライトのBODY(マイナス電源)とショートしてしまいます。
LED−側は後で線を半田つけします。
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写真4 (UPDATE 2002/05/29) |
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LEDが届いたので、早速交換することにしました。
写真の左側が新しいLED、右側が今までのLED、おまけに真ん中はマグライトに元々ついていた電球です。
今までのLEDと比べると新しい方が丸みがきつくなっています。
指向角度が狭い為のようです。
今までのLEDは購入時に指向特性などもっと情報がほしかった気がします。
LEDの足(線)は改良しています。
今までのLEDでは線の途中の出っ張りで止まるようになっていましたが、その位置では出過ぎになるので出張りを取り除き、再度、線をつなげるようにしました。
出っ張りを取り除くときに微妙にLED−側を長くしておきます。
これでLEDを取り付けたときにつなげたLED+側は奥まで入り、LED−側は微妙に穴に入り、うまく固定されます。 |
写真5 |
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線はちょうど穴が2つ空いているのでそこに通します。
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写真6 |
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線を通した後、白いマイナス電源側の先端に取っておいたLEDの線の切れ端を半田付けし、写真のように金属の板が出ているほうに差し込みます。
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写真7 |
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基盤自体をビニールテープなどで絶縁させてBODYにあたらないようにします。
そして、写真のようにセットします。
このときに電池を入れると作業しやすいようです。
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写真8 |
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写真のように「DO NOT REMOVE」と書かれたパーツを取り付けます。
このときにどちらの穴が金属の板がついていたほうか覚えておいてください。
ついていないほう側がLEDの+側です。
写真では上側がLEDの+側で下側が金属の板がついていたほうです。
うまくLEDの−側につける黄色い線を出します。 |
写真9 |
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LEDを取り付けます。
写真では右側がLEDの長いほう(+側)で左側が短いほう(−側)です。
LEDの−側は微妙に入るようにしてください、入りすぎると写真7にある電源のマイナスとショートしてしまいます、逆に入っていないと+側だけで固定するようになりLEDが回ってしまいます。
マグライトは回して点けたり消したりする構造なので、LEDごと回ってしまう可能性があります、ここの調整は重要です。
LEDの加工(つばを取り除く作業)も丁寧にする必要があります。
マグライトを元に戻せるように考えたため、この辺の作業が少し面倒くさくなりました。 |
写真10 |
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黄色い線をLEDの短い方側(−側)の線に半田付けします。
LEDを取り替えるときは半田を取らないといけないのが難点です。
LEDは交換することが無いくらい、長寿命なので問題ないでしょう。
電池を入れていたので、即、点灯してしまった。
半田付けするときは電池を外しておくべきでした。 |
写真11 |
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これが、完成した状態です。
自己満足の作品ができました。
マグライトはパーツを外したり付けたりしていますが、加工はしていません。
いつでももどせます。(半田ゴテでパーツを少し溶かしてしまったけど)
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写真12 |
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焦点を合わせる機能は使えないと言う事でしたが、しっかり焦点がありました。
LEDの特性でしょうか?
暗い気がするし、ハズレのLEDだったのでしょうか。
ネット上(オーデオQ)でよさそうなLEDを見つけたので交換してみる予定です。
交換したらまた写真を追加します。
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写真12a (UPDATE 2002/05/30) |
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LEDが届いたので早速、付け替えて見ました。
写真ではわかりにくいけど、だいぶ明るいようです。
指向角度が上記のものより小さく、明るいところが集中していました。
焦点はLEDの後側に漏れる光でした。
新しいLEDでも有りましたが、直接の光に消されています。
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写真12b (UPDATE 2002/05/30) |
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愛用の半田ゴテを1mぐらい離れてマグライトを照らして撮影しました。
ビデオ撮影をするには、照らせる範囲が狭くて、きびしい感じです。
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参考リンク |
自転車のライトを白色LEDにする |
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