LEDの電流制限抵抗の求め方
この電子工作の中でもLEDを使っていますが、普通LEDを使うには電流制限抵抗が必要になります。
これはLEDの種類によってLEDに加える電圧、LEDに流したい電流が決まっているためです。
下記の様な式で求められます。
電源電圧E(V)−LEDに加える電圧(V)
電流制限抵抗R(Ω)=-------------------------------
LEDに流したい電流(A)
抵抗のワット数(W)=電流制限抵抗R(Ω) × LEDに流したい電流(A) × LEDに流したい電流(A)
LEDに加える電圧 :光らせたい時の電圧。または、推奨印加電圧。
データシートには、「直流順電圧(Typ)」の電圧がそれに相当する。
赤色では約2.0V,白では約3.6V程度。
LEDを直列に複数つなげるときは「LED1つにかけたい電圧」×個数にします。
LEDに流したい電流:そのLEDに流したい電流を入れる。そのLEDの最大許容電流の半分ぐらいが目安のようです。
通常赤色では10mA以下、白・青・緑/色では15mAぐらいですが、
明るくしたい場合は、LEDが壊れない程度に設定し白色では20mAぐらいだと思います。
上記の式をJavaScriptで計算できるようにしました。
(LEDの直列接続にも対応しています)
抵抗を購入するときに便利なようにE24シリーズ抵抗値(オーディオQサイト内参照)を算出し、抵抗のワット数も算出するようにしました (2002/07/26)
通常抵抗のワット数は求められた値の倍以上のものを使用します。
※ 希望するワット数の抵抗が無い場合は抵抗を並列につなげると、その個数分ワット数が大きくなります。
※ 1/4Wを2個で1/2Wになります、2個並列にする時は求められた抵抗値を2倍にすれば、希望の抵抗値になります。
※ 1/4Wを4個で1Wになります、4個並列にする時は求められた抵抗値を4倍にすれば、希望の抵抗値になります。
※ 同様に個数を増やしても同じように考えることが出来ます。
もちろん定電流ダイオード(CRD)を使っても出来ます。
抵抗より高価になります、そのため電源電圧が一定の場合は抵抗の方がコストパフォーマンスに優れていると思います。
電源電圧が一定でない場合は電圧に関係なく一定電流を流すCRDがいいと思います。
但し、CRDは規格電圧内での使用になります、電源電圧が規格外の場合は使用できません、定電流の回路をトランジスタなどで作成する必要が有ります。
LEDをたくさん1度に点けたい場合はLEDに加える電圧×LED個数が電源電圧を超えない程度で、直列につなぐと抵抗やCRDが少なくてすみ便利です。
(上記の計算式で「LEDに加える電圧」を「LEDに加える電圧×LED個数」に置き換えれば電流制限抵抗が求められます)
但し、CRDの場合はMAXの電圧が決まっているので電源電圧が規格より高い場合、使用できません。(要注意)
オフライン(インターネットに接続していなくても)でも、使えるようにHTML
Applicationにしてみました、解凍後 ledroff.hta を起動すればオフラインで使えるようになります。
LED電流制限抵抗計算(オフライン版)
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回路図 |
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